akira

2013/09/08 Sun 13:57

映画「AKIRA」を見ました。
2020年五輪が東京に決まったお祝いです〈苦笑〉


ストーリーよりも美術に目が行くので、気になった部分を。
圧巻の書き込み量。崩れる描写と雲や風の巻きあがる動きのダイナミックさ。
これが製作費10億円の力か!!!!!
主人公のカラーはオレンジで正解ですわ。他の色だと書き込まれた背景に負ける。
鉄雄の右腕が膨らんで暴走していくシーンのグロテスクな肉感は忘れようったって…




ストーリーは、ゼロ時代的ですね。
すべてを破壊したい。閉塞的な世の中を破壊したら何かが変わるのではないか。
近い世代の音楽でニルバーナやninが歌っていた暴力的な音や歌詞を彷彿とさせます。
70年代的な荒廃と何かが起こってほしいと活動する人々の描写に時代を感じました。
鉄雄の金田に対するコンプレックスが事件の引き金となり暴走していくのは、陳腐だと思います。
(それとも、akira以降の作品がakiraに影響を受けているせいなのかもしれませんが)

ですが、それよりも、暴走する科学(鉄雄)に打ち勝つ金田の姿が印象的でした。
金田とケイは可能性である。
科学でドーピングされて暴走した鉄雄に立ち向かっていく、絶望的な状況化にありながらも決してくじけることなく、目的(鉄雄を救う)を達成しようとあがく姿はひとつの人類の進化だ。
政治が腐り、治安が悪化し、人々の心もすさんでいるこの作品の世界観は、円熟した世の中の至る可能性のひとつではある。(世の中が腐りきる前になんらかのブレーキの役割が生まれるはずで、それが革命である)
絶望的な現実から目をそむけずに向かっていけること、それ自身が金田の持つ超能力のような生命の力だと感じた。


鉄雄の生命の雫を受け取る部分の描写がいまいちつかめない…
原作コミックスを読めばケイが出てくる意義が分かりそう。
映画だとケイの役割がちゅうぶらりん。
ヒロインであり、老人こどもの仲介人であり、病院に侵入するまでの共闘者。
仲介人になれるとしたら、彼女自身に彼らに通じる何かがあるのは確か。
ヒロインとしても扱いにくいし、組織側の人間でなにかストーリーに関わる秘密を持っていそう。
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innocence

2013/08/28 Wed 10:46

孤独に歩め…悪をなさず 求めるところは少なく…林の中の象のように



仏陀『ブッダの感興のことば』第十四章「憎しみ」より
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鍵のない車

2013/08/26 Mon 15:19


世界の涯(はて)まで連れていって


―― 寺山修二演劇作品・レメント から





一度目に見たときはわけのわからなさと百合にドン引きしたこの映画ですが

テレビシリーズを何周か見て、ほかのイクニ作品を堪能して、

監督を理解する下地ができた上で再度見ると面白いですね。


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エヴァQ

2013/08/10 Sat 23:34

30分で視聴を断念しました。


ついていけない…


お手上げ…





以下、エヴァの私観です。


エヴァが今まで人気がある要因のひとつはラストの欠落だと思う。
終わりよければすべてよし!
と言いますが、エヴァは真逆で、結末をほうりなげてお茶を濁している。
いわゆる、おめでとうエンド。
当時の視聴者がお茶の間であんぐりしていたのが容易に想像できる。





ミロのビーナスは腕がなく、人々が想像で補うことで美を表現していると言われている。

まさにエヴァも同様で
根強いファンは自ら素敵なラストを想像しがちである。


そうはいっても、まだ原案者もいるのだし
きちんと作品として終わらせてもらいたい。
完結を望む声は後を絶たない。



ただ、アニメは軽視されがちであるが、ある時代の副産物の一つだと思う。
その時の思想の流れ、流行、スタッフ間の空気。
これが一体となって作品を作り上げている。
過去に完結しなかったから今作ろうとしても、似て非なるものしか産みえない。
エヴァのアニメの対象年齢だった少年たちも大人になり、きっと心がすり減っている。
簡単で安易なラストでは騙されないぞと身構えている。


大風呂敷を広げるのもいいが
中には小さな豆粒のようなものしか入ってなかった。
となればそれは詐欺だと言われるだろう。

テーマに普遍性がないといい大人は見向きもしない。
それを知っているからこそ
安易で使い古されたものにすがるのも一つの手かもしれない。
きっとそれでは子供の頃に見せられた永遠とも思える夢は満足のいく結末にはならないだろう。


だがもう一度考えてほしい。
美しいフィナーレというものは、目に見える見えにくいは関係ないが、
どこかに布石があって初めて完成するものである。

どこからかポンと振ってくるそれらしいものはどこか歪な形をしている。
あなたが見たいものは、本当は見えるはずのものではないのかもしれない。



過剰な期待は現実を見劣りさせる。
受け入れてもらえない現実はどこにいけばいいの?


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風立ちぬ

2013/08/10 Sat 22:33

風立ちぬ見てきました。


主人公の声を当てた滝野監督にわくわくしていきましたが

クールでフラットな声でしたね。それがかえっていい味を出してたように思われます。

飛行機の設計にのめり込み過ぎて浮世離れしてる感じが出ているというか。

何かに追われて必死で生きていて他のことがおざなりになってしまうあの感じ。



滑舌がよすぎても作りものじみて白々しくなるし、その兼ね合いがね。






ジブリの冒険活劇って私の好みではなかったのですが、この作品は甘酸っぱくて切なくて好きです。


もう二十歳もすぎて、映画を見て感動した!とか言えるようなピュアな感性は磨耗されつつあります。

自分の現在の状況と心境的にシンクロするかでくらいでしか

良さを見出せなくなっているのが辛いです。



ただそういうの抜きにいいなって思える部分があって、多分ずっと忘れない。



どうしようもないけど生きないといけないって重い言葉よね。




以下、メモ書きです。

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